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香川県高松市の高松丸亀商店街と神戸市の新長田駅南地区震災復興第二種市街地再開発事業について視察いたしました。

高松市は人口約42万人の香川県の県都であり四国の玄関として、政府系機関や大手企業の出先・支店が集中し発展してきた都市です。ある意味「コンパクトシティ」でありましたが、昭和63年の児島坂出ルート開通により状況は一変し、物流体制を整えた大手流通チェーンによる郊外型大型店立地が加速し、また過去の都市の拡大政策によりこの「コンパクトシティ」が徐々に崩壊を始めました。結果、平成7年~12年の5年間で売り場面積は39万㎡から62万㎡に急増、非常に厳しい流通戦争にさらされるようになりました。このような状況の中昭和63年の丸亀町生誕400年祭において500年祭を目指して100年持つまちづくりが提唱され青年会を中心として再開発の検討が始まりました。関係各レベルにおける検討が行われ、商店街延長約470m、面積約4haをA~Gの7街区に区分し、商店街の両端であるA街区とG街区は中核となる施設整備を図り、B~F街区では共同建替えなどによって斬新的に進める方針で進めることにしています。現在A街区の整備が終わりドームが完成(写真)していました。

A街区は約150店で構成され、2棟の再開発ビルで上層部には分譲マンション、ドームの広場になっていました。事業スキームの最大の特徴は、土地の所有と利用を明確に区分し、地権者の全員同意(再開発法110条の全員同意で極めて稀なケース)による定期借地権導入、出店者による共同出資会社設立、第3セクターであるまちづくり会社による運営受託等様々な工夫がなされていることです。この点は今後のまちづくりにおいて極めて重要な取り組みであると感じました。

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神戸市の新長田駅南地区震災復興第二種市街地再開発事業については、西の副都心構想と相まって15年前の阪神淡路大震災の復興のまちづくりで、どちらかというと復興の意味合いが強く感じました。しかしながら駅前広場(若松公園)にニュース等で話題になった鉄人28号のモニュメント(写真)を設置、回遊散策マップの作製をするなど、地域活性化を考え行われていました。


東西線沿線整備にあたり、今回の視察では機軸と地域の関係者の団結と協力があらためて重要であること、また個々の駅という視点と沿線全体としての視点が必要ではないかということも感じる視察でした。

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